オーチス製のエレベーター
今回は、東銀座にあるOTIS製のレトロで有名なエレベーターを紹介します。
TOYO OTIS時代の製造の気がしますが、銘板がないので不明。
※ビル解体により消滅しました。
揺れがかなり激しいです。
乗り場。見るからにレトロな佇まいです。
そして、このエレベーターの一番の目玉でもある回転式インジケータ。この方式のインジケータが残存しているのは、日本ではもうこの物件だけではないでしょうか。円盤状のインジケータが回転してかご位置を表示します。写真では分かりづらいですが、1を指し示しています。
操作盤。
中はかなり狭いです。
階ボタンを押すと扉が閉まります。
DOボタンはDoor Open = 開ボタンのこと。
インジケータ。行灯式。
切り替わる時に怪しい動きをします。
定員/積載など。
メーカー:OTIS
機種:不明
用途:乗用
定員:5名
積載:340kg
方式:ロープ式
停止階:1〜5
設置年(竣工):1959年
メンテナンス:OTIS
訪問日:2016.10.03
横浜エレベータ製のエレベーター
今回は、関内にあるUビルのエレベーターを紹介します。
横浜スタジアムから比較的近い場所に存在します。
関内周辺は年季の入ったビルが多く立ち並んでおり、その当時から残るエレベータも多く残存しています。今日はその中でも特に古い、横浜エレベータ製のものを紹介。
横浜エレベータ製のエレベータは神奈川県外では滅多に見かけることがないので、馴染みのない方も多いかと思いますが、金沢21世紀美術館や富山駅などに設置されている4面ガラス張りでエレベーター上部が吹き抜けているタイプのものは有名です。
乗り場ボタン、インジケータ。
横浜エレベータ製の古い機種では標準的なタイプ。
操作盤。ボタンはインジケータを兼ねています。
操作盤上部。休止ランプと ライトのスイッチがあります。
非常止スイッチは扉解放スイッチに変えられています。
使用法。下の赤いボタンが非常ベルボタンですかね?
定員/積載。非常に珍しいプレートです。
古いながらも、ちゃんと外部と連絡が取れるようになっています。後付けですけど。
シール、その他。この記事を書いているときに気づきましたが、右上に定期検査証が入っていませんね...
メーカー:横浜エレベータ
機種:不明
用途:乗用
定員:6名
積載:400kg
方式:ロープ式
停止階:1〜5
設置年(竣工):1967年
メンテナンス:横浜エレベータ
訪問日:2016.09.12
日本エレベーター製造製のエレベーター
今回は、銀座にあるエレベーターを紹介します。恐らく一度更新されていますが、それでもレトロな雰囲気が残っています。
このビルは東銀座駅から近いところにあります。この機種は銀座地区でも他に何箇所か現存しています。
乗り場インジケータ&ボタン。日本エレベーター製造では良くあるタイプです。
ドアレール。相当古い様に見えます。1961年の竣工当時のもののようです。もっとも、更新はされていますが。
操作盤。標準のものです。かなり綺麗に残っています。開閉ボタンは略字です。
インジケータ。行灯式。
定員/積載。5名370kgは非常に珍しいです。
メーカー:日本エレベーター製造
機種:エレミック
用途:乗用
定員:5名
積載:370kg
方式:ロープ式
停止階:1〜8
設置年(竣工):1961年
メンテナンス:jes
訪問日 2016.10.03
日本輸送機施設製のエレベーター
今回は西池袋にある日本輸送機施設製のエレベーター。
ビルエースかと思って近づいたら違いました。
追記:更新されました。
乗り場。インジケータは日立製のものと酷似していますが、更新機なのでしょうか。
乗り場ボタン。
ドアレール。更新機の雰囲気が漂います。
昇降中に大きな振動はなく、快適です。
操作盤。他のメーカーでは見ない独自のものでしょうか。方向灯は乗り場ボタンの意匠とは異なり、やじり型です。意匠はビルエースDや、日本エレベーター工業のものと似ています。
定員/積載。
インジケータ。行灯式です。
換気扇。
メーカー:日本輸送機施設
機種:不明
用途:乗用
定員:6名
積載:400kg
方式:ロープ式
停止階:B、1〜6
設置年(竣工):1961年
メンテナンス:日本輸送機施設
訪問日 2016.11.06
京橋の手動扉エレベーター
今回は、京橋のNビルにある手動扉のエレベーターを紹介します。恐らく日本エレベーター工業製です。
手動扉のエレベーターといえば銀座にある奥野ビルなどが有名で、今や希少な存在ですが、近い場所にもう一台ありました。探せば意外と残っているものですね。
乗り場です。インジケータは行灯式です。フォントは日本エレベーター工業が採用していた独特のものと同一。
呼びボタン。上・下が一体です。最近のエレベータは上・下表記か矢印が一般的なので、「呼」だけではインターホンと勘違いする人が居そう。
扉には注意書きが。
他の手動機では見たことのないステッカーです。オリジナルかもしれません。
かご側の扉を開けると「ピー」という高い電子音が鳴ります。
かご内。照明が相当暗い。
中にも注意書きが沢山あり、不安を煽ります。
昇降時には「ジー」という煩い駆動音が。
操作盤。インジケータは操作盤と一体です。
ボタンが交換されているように思います。
非常ボタン。あまり目立たない配色で間違って押しそう。
定員/積載と運転注意。 「瓩」の表記がレトロ感を漂わせています。
手動式のエレベーターの中では、かなり激しい乗り心地でした。恐らく制御機器の部類は未更新でしょう。
詳細
メーカー:日本エレベーター工業(?)
機種:不明
用途:乗用
定員:4名
積載:350kg
方式:ロープ式
停止階:1〜5
設置年:不明
メンテナンス:i-tec24
訪問日 2017.01.07